週の前半は安房いろは農園さんでの研修。
土日お休みをいただき、南房総オーガニックでの研修は2週目となる。週の前半は安房いろは農園さんでの研修だ。が、雨である。しかも結構しっかり降ってる。
ほんとはじゃがいも植えやマルチ張りなどもやる予定だったが、ネギの収穫及び袋詰めと、なすとピーマンの種植えとなった。まずはねぎの収穫。
ねぎは平地にまき、成長し、縦に長くなるごとに畝を高くしてねぎの胴体を土で埋める。こうすることで白くなり、甘味が増す。溝の水たまりでもわかるようにかなりしっかり雨が降っている。出荷がせまっていれば当然雨でも収穫することになる。当たり前だが農業は天候に大きく左右される仕事だと改めて実感した。
こちらの畑には小松菜も植えてある。少し赤いのが小松菜だそう。白いのは寒さや霜などから守ることのできるパオパオという資材。きれいにはがせば再利用できる。何かと資材に金のかかる仕事だから大切に使いたい。
こちらは収穫したねぎ。雨で濡れてるだけでなく、泥もしっかりついている。
ねぎはハウスで泥やかれた部分を落とし、きれいにする。黄色く残ってる部分は全て取り去る。
最後にグラムを計って数本を袋に入れる。この形で出荷するわけだ。レストランなどまとめて出荷するならば泥を落とさずに出荷することもあるが、一般のお客様に野菜セットとして出荷する場合はある程度やっておくことですぐに家庭でも使用できる。このひと手間が長くつきあってくれることにつながっていくのだろう。
さて、お昼休憩の後はハウス内で種植えだ。セルポット登場。これは相当使うことになるなー
まずはセルに土を入れていく。最初ざっくり入れた後、指で少し押してへこませる。そのあともう一度土をかぶせる。種を入れた後、土の密度があまりにふんわりしてると種との接地面が少ないために水が行き届かなくなり、水不足ということになってしまう。かといって詰めすぎると空気がこない。土はやさしく、かつしっかりつめておきたい。
その後、また指でへこみをつけ、種を配置していく。家庭菜園で経験のある方はお分かりだろうが、種の大きさはかなり小さい。うっかりすると植えているときに落として見失ったりする。今回植えているなすの種は30個入りで300円以上する。一個30円以上だ。感覚は人それぞれだが仕事で使うとなると決して安くはない。落としたり、失くしたりしないよう細心の注意を払って作業したい。
種を入れ終わったらたっぷりと水をまき、同じ程度のプラスチックの箱でふたをする。
このふたは保湿の効果を持つ。逐一ふたをどけて種の状態を確認し、発芽したらふたは外してよい。新聞紙でくるんだりしてもいいが、確認するときに破れやすいのでこのほうが効率がいいのだそう。
本日はこれで終了。安房いろは農園の農地は旧三芳村という地区に点在しており、移動に時間がかかるのが悩みの種ということだった。だが、新規就農して農地が都合よく近くに集まるとは限らない。どこにいつごろ何を植えるかなどしっかり計画することが重要だと感じた。
しかしこの辺の雰囲気は千葉には見えんなー長野や山梨の山奥って雰囲気だ。一望は天気のいい時に投稿しようと思う。
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