午前はじろえむさん、午後は安房いろは農園という一日。
昨日の雨はすっかり止んでいる。春を感じる暖かさだ。研修日和といっていいかもしれない。
本日は、安房いろは農園二日目だが午前中は出荷で忙しいとのこと。そこで旧三芳村で養鶏とレストランを営むじろえむさんでたまごの採卵の研修をさせていただいた。
写真はレストランじろえむの入り口の茅葺屋根の門。実に立派だ。築300年の文化財レベルの代物でもある。
こちらの門の奥の山に鶏舎が4つある。鶏はその中で平飼いで飼われていて、鶏たちはのびのび暮らしている。鶏が健康なので、当然卵も健康なものを生む。デメリットはケージ飼いに比べてたまごの収穫量が減ってしまうことだ。
鶏舎の外からの鶏。朝だからか元気に鳴いている。
鶏舎の中に入ってたまごを採卵したが、特に攻撃されることはなかった。割れてるものは別にしておく。
そのあと山に生えているシイタケを収穫する。シイタケの菌は千葉では良く飛んでいるため、自然になっていることがよくあるそう。ただ、シイタケによく似た毒キノコもあるため、収穫するときはきのこに詳しい人の指示をあおぐべきだろう。
この後団体客が来たところで午前の研修は終了。じろえむさん忙しいところありがとうございました。
百姓屋敷じろえむ
さて、午後からは安房いろは農園にてハウスの溝堀だ。
写真はハウスの全体像。奥の下部分が開いているが、ここを開けたり閉めたりして中の温度や湿度を調節する。
雨が多く降るとハウスの地面に刺さっている部分から水がハウス内に来てしまうようだ。これを防ぐために、ハウスの周りに溝を掘り、そこにビニールを張る。これで内部への浸水が防げるはずだ。トマト農家さんのアイデアらしい。トマトは高地原産なので湿度を嫌う。この方法で湿度や浸水の問題が改善できたらしいので取り入れることになったそう。
30m程のハウスの横を掘り続けて、そのまま本日の研修は終了。なかなかの肉体労働だが、無心になれる。ユンボがなければ人力で掘るしかないので個人の農家さんはスコップをよく使うことになるそう。今ぐらいの季節なら問題ないが、夏にもこれをやるのかと思うと少し気が滅入るところだ。
明日は天候が不安定ということでお休みになった。明後日は別の農園での作業になる。今度は農業一本んでなく、半農半Xで運営されているところなので、また違った方法や試みがあるだろう。色々質問してみようと思う。