天候不良のため急きょゆうゆう農園出の研修。
本日も天候が悪く、新たな農園での研修は中止になってしまったが急きょゆうゆう農園で研修していただけることになった。
まずはハウスのビニール張り。
こちらのハウスは使用していた方が亡くなったとかで空いてしまったもの。ビニールをきちんと張りなおして再使用することとなった。ビニールはフレームにパッカーと呼ばれるもので止まっている。つまみのない洗濯ばさみのようなものと言えばわかるだろうか。写真のようにフレームにビニールをかぶせ、上から挟み込むようにして固定する。これがなかなか力のいる作業だ。
このあときしめんのような形状の紐で固定する。紐がねじれると風などによるバタつきでハウスのビニールが切れることがあるらしい。なので紐がねじれないよう少し神経を使って張る必要がある。
午前はこれで終了。急な研修だったので午後は遅めのスタートだった。前回やったルッコラ収穫と雑草とりがメインだ。ルッコラは前より多く収穫できた気がする。
休憩しながら指導者と今後についてお話しさせていただいた。野菜セットもいいが、一つメインの商材となる作物を決めておくと経営がやりやすくなるかもとのことだ。また、一般家庭に売り出すなら、近場にお住まいの方なら農場を見てもらうのが良いだろうとのことだ。どのように作り、どういう大変さがあり、そうしてできる作物のおいしさ、特徴などを農場で説明することで納得いただけるケースが多いよう。そして、安定的に作物ができない場合があるとの説明をしておくことも重要だ。慣行栽培ではないし、大型のハウスでもないので収穫の安定を保証できない。
以上のあたりをご理解いただくのが、継続して購入していただくことの鍵となりえるとのこと。なるほど、これらを初めに話してもらえれば買う側も安心できるだろう。
スーパーにはない価値をつくるにはただ作物を育てるだけでなく、購入していただく方に細かいところまでご理解いただくことが必要なのだろう。そこまでして初めて「価値のある野菜」となりえるのかもしれない。