ハーブちくら-1日目-南房総太陽農園-4日目-

午前はハーブちくら、午後は太陽農園での研修。

本日は午前中にハーブちくら、午後は太陽農園での研修となった。昨日の雨はどこえやら。すっかり晴れて実に春らしい陽気だ。

昨日は雨だったのでハーブちくらの農園紹介のみだった。本日は午前中だけだが作業を行う。

こちらがハーブちくらの全貌。実に幻想的だ。フェスの会場みたい。
ハーブちくら全貌

入り口はこんな感じ。
ハーブちくら_玄関

こちらはハーブ摘み等観光がメインの農園で、摘んだハーブを持ち帰ることもできるらしい。お一人で経営なさっているので完全予約制だ。土地を借りた時点ではまるで森のようだったらしい。よくここまで開墾できたものだ。森のなごりなのか竹や桑が根強く残っており、景観を損なわないようこれらを時間を見つけて除去しているそう。どちらも根が深く、すぐに生えてくるので相当に厄介だ。

今日はこの竹をスコップで掘り起こすのがメインだがその前に、対面の丘に転がっている木を運んだ。これらの木は地元の方々が切ったものだそうだ。ハーブちくらで使えそうなものを集めて置いといてくれたそう。木を切ってこの丘を公園にしようとしているらしい。
枝

この木を通路に使うわけだ。こういった切られて使わなくなった枝や、廃材などをもらってきては少しずつハーブ園を形成していったそうだ。身近にあるものを使い、できるだけお金をかけずに自然のもので作り上げるのがポリシーなんだそう。大事な考え方だと思う。枝は写真のように並べていく。センスが重要な作業だと感じた。
ハーブガーデン

この後はスコップを使ってひたすら掘り返して午前の作業は終了。就農したばかりだと機械も持っていないだろうからこの手の作業に追われることになるだろう。そういう意味で実に参考になった。

ハーブちくらホームページ
ハーブちくらfacebook

さて、午後からは南房総太陽農園にて畝への苗植えだ。まずマルチに植えるための穴をあけるのだが、今回はこのような機械を使った。
マルチシート穴あけバーナー
非常にわかりづらくて申し訳ない。持ち手の部分についてるのは専用のガスボンベだ。先端はとがっており、少し膨らんだところは火を出すための穴があいている。ライターを使ってこの部分に着火すると炎の槍状態になる。これでマルチの上から差し込むことでマルチを溶かして穴を開け、地面にも穴をあけることができる。ビニールマルチ専用の穴あけ器だ。

開けた穴に苗を植えていく。カリフラワーだったと思う。
苗

この後はハウス内での苗植えとなった。こちらは穴あきマルチだったのでただ植えていくだけだ。

穴なしマルチは紹介したような機械であける人もいれば、手であける人もいる。手で最小の穴をあけて植えることで、機械より雑草防止効果が期待できる。機械ではどうしても穴が大き目になり、マルチに覆われてない部分から雑草が生えがちだ。

機械を使えば当然作業効率はいい。だが草が生えることを考えれば手であけていく方が後々楽に済む可能性がある。天候がひどければどちらでも失敗はする。どこに手間をかけるか、その時の気候や出荷の状況、お客様の声など、多くの内容を加味して判断することが重要だと感じた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です