おかもファームでの作業はやはり機械にてこずった。
おかもファームの研修も本日が最終日だ。なんとしてもマルチ張りまで終わらせたい。
本日は耕うん機からスタート。こちらの耕うん機は比較的小さめだがそれでも迫力はある。
最初は扱いづらかったが徐々に慣れてきた。油断は禁物だ。耕し残しの無いようにするのはもちろん、けがしないよう注意して操作したい。こちらは一回目の耕うん。まずは浅めで荒めに耕うんした。
二回目は深めで荒めにする。少し色が変わっているのがわかるだろうか。
最後は浅め細かめで耕して終了。スピードはゆっくりなのでこれだけで結構時間がかかってしまった。
次は管理機で溝を掘り、畝をつくる。計四本作るのだが、三本はレタス用でマルチは張らない。使用するマルチは幅135cmと少し広めのもので、畝幅はこれに合わせて通り道も含めて125cm幅で作る。
と、その前に一回真ん中付近に管理機をかけた。
これはこの溝を境に左は水はけが良く、右は少し水はけが悪いそうだ。右には空芯菜が植わっていたそうだが、空芯菜は水を好むので水はけの悪さを利用して植えたということだ。この程度の広さでも場所によって性質が変わってくる。見極めが肝心だ。
さて、まずは管理機を通す目印を立てる。メジャーで幅を図って棒を指していった。
これを目安に管理機を動かす。結果はこちら。やはり曲がってしまったか。すいませんでした。
出来上がったら一本だけにマルチを張る。前回じゃがいものマルチの時は鍬の背で土を軽くたたいて平らにしたが、今回はじゃがいもマルチより太くなっている。そこで指導者から渡されたのはベニヤ板。4人用のテーブルくらいの大きさがある。これを畝の上に敷いて、上を歩くことで平らにしていく。
ベニヤ板で平らにした後がこちら。
できあがったらマルチを張る。ビニールが緩まないようしっかりと踏んで土をかけていく。このマルチには大根を植えるのだが、植えるように穴もあけておく。穴は三条千鳥と呼ばれる形であけた。
こちらで完成。見た目の悪さはともかく、なんとか一人で最後までできたのは良かった。
おまけに軽トラに積んだ管理機をロープで固定する方法も教わった。ロープの使い方は少し複雑なので説明が難しいが、この形でとりあえず問題ないようだ。
こちらでおかもファームでの研修は終了。今までの研修成果がなんとか出せたのではと思っている。
来週月曜日からは、いよいよ最後の研修先である館山パイオニアファームだ。南房総オーガニックのなかで唯一果樹の観光農園を経営している。その他、加工品の制作・販売や軽喫茶店の運営など経営スタイルの幅が広い。是非詳しいお話しを伺いたい。