館山パイオニアファームの研修は本日で最後だ。そして南房総オーガニックの研修も終了となる。
本日は少し車で移動して、びわ山に来た。これからびわの摘果と袋かけを作業する。
びわは葉が20枚程度の塊に実を一つだけつけるようにすると、大きい果実となる。これ以上ついていると他の実にも栄養がいくことになるので結果として小さい実ばかりになってしまう。そこで、複数ついている実の中から最も大きく、傷のない綺麗なもののみを残して他をとってしまう。これを摘果という。
摘果したものに紙の袋をかける。虫予防、鳥予防効果が期待できる。びわは一粒が高価なので取りこぼしの無いよう注意したい。
こちらがびわの木だ。びわはほっておくと上に伸びていくがそうなると取りづらい。なので、ある程度成長したころ水を入れたペットボトルを枝にぶら下げて強制的に横に伸びていくように調節する。
びわ用の袋は紙製で折りたたまれている。こすり合わせて袋を開く必要があるので指サックを装着する。
こちらが袋をかけた状態。なるべく膨らませた状態でかけるのが好ましい。
完成した木がこちら。袋を外してびわの実が出来上がってる姿はさぞ綺麗なものだろう。
今日は天気が良くなかったせいかウグイスの声が聞こえなかったが、普段は良く鳴いているそうだ。
本日はこれで終了。そして一か月の研修も終了だ。あっという間だった。はじめは筋肉痛が辛かったが、二週目くらいからは大分慣れて、疲れもたまらないようになっていった。
長年デスクワークだったので少し心配だったが作業は辛いものの楽しく、充実した一か月だった。なんとか農業を今後の仕事としていきたいものだ。