【南房総オーガニック】~ハーブちくら~

南房総オーガニック長期研修でのハーブちくらの作業。

南房総オーガニックの中でもハーブ庭園での観光がメインというのがこちらのハーブちくらさんだ。作業内容も他と大分違っていた。

■ハーブ庭園の手入れなどが主な作業

こちらがハーブちくらの全貌。実に幻想的だ。フェスの会場みたい。
ハーブちくら全貌

入り口はこんな感じ。
ハーブちくら_玄関

こちらはハーブ摘み等観光がメインの農園で、摘んだハーブを持ち帰ることもできるらしい。お一人で経営なさっているので完全予約制だ。土地を借りた時点ではまるで森のようだったらしい。よくここまで開墾できたものだ。森のなごりなのか竹や桑が根強く残っており、景観を損なわないようこれらを時間を見つけて除去しているそう。どちらも根が深く、すぐに生えてくるので相当に厄介だ。

・まずは木を集める

対面の丘に転がっている木を運んだ。これらの木は地元の方々が切ったものだそうだ。ハーブちくらで使えそうなものを集めて置いといてくれたそう。木を切ってこの丘を公園にしようとしているらしい。
枝

この木を庭園の通路に使うわけだ。こういった切られて使わなくなった枝や、廃材などをもらってきては少しずつハーブ園を形成していったそうだ。身近にあるものを使い、できるだけお金をかけずに自然のもので作り上げるのがポリシーなんだそう。大事な考え方だと思う。枝は写真のように並べていく。センスが重要な作業だと感じた。
ハーブガーデン

・溝の整理

こちらが作業する溝。草が生えてしまって流れなくなっているので削って水が流れるようにする。
溝の草

この茶色の枯草のようなものがとくにやっかいだ。チガヤという雑草でなんと昔は食べることもあったそう。アップがこちら。
チガヤ

この後きれいに溝が完成したが、写真を撮り忘れた。まあ、きれいになりましたつーことで。

・ラベンダー剪定

さて、午後からはラベンダーの剪定を行った。こちらがラベンダー。現在花は咲いていない。(こちらの写真はレモンバームの間違いでした。剪定後の写真はラベンダー。)
レモンバーム

枯れている枝は持っただけでぱきぱきと音が鳴る。こうなるともう葉が出ないのでハサミで切り落としてしまう。手でちぎってもいいが、生育が悪くなるらしい。できるだけハサミでスパッとした切り口で剪定するのがコツだ。切った切り口の中が空洞なら完全に枯れている。もう少し根本を切ったほうがいいだろう。切り口が黄緑色なら生きている証拠だ。また、枝に小さく葉がついているものも見逃さないようにしたい。今後大きく成長する可能性があるからだ。剪定が終わったものがこちら。
ラベンダー_剪定後
元気に育ってくれることを祈る。

ついでにそばにあったカモミールの葉。
カモミール

ハーブちくらでは廃材等を有効利用しているが、こちらもその一例。
廃材の囲い

こちらは立てる前に古いエンジンオイルを塗って水の浸透を和らげている。効果があったようで塗っていないものは朽ちてきていた。

ハーブは無農薬でも育ちやすく、種も取りやすいのでやりやすいとのこと。千倉は温暖な地域なのでレモングラスのような暑い国原産のものもきちんと育つ。ハーブには防虫効果があるものが多いので、マリーゴールドのように混植することで野菜の病害虫予防効果を狙いたい。

こんな感じでこちらの研修は終了。ありがとうございました。

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