畑に獣が遊びにきてしまっているようだ
9月になってすぐ雨になりました。南房総は今年も去年のようなながーい秋雨前線が来るのでしょうか。田んぼをやってる人は今頃が稲刈りの時期なので困り果ててしまうことでしょう。
さて、この写真を見てください。私は涙で見れません。
この足跡はイノシシと思われますが他の動物もいるかもしれません。
イノシシは里芋やじゃがいもを食べに畑に来ると言われています。特に里芋は大好物だそうでイノシシ防止の電気柵を張ってないとあっという間に全滅なんだとか。おそろしい。
でも私の畑はじゃがいもも里芋もありません。なぜ畑に来るのでしょう。
イノシシはのびのびになってしまった雑草の根を食べに来ている
イノシシは根っこを食べるといいます。たけのこなんかは大好物の一つです。たけのこの時期に竹やぶに入ってみるとあちこち掘ったあとがあったり、かじられたたけのこがあったりします。
根っこなら大体何でもいくみたいで、雑草の根も掘って食べます。私の畑は無農薬なのであちこち雑草が生えてます。少しのびすぎるとすぐイノシシがー伸びすぎる前に刈らなきゃいけないんですがねーうっかり間に合わなくて。
他にも獣がきた痕が
マルチについた足跡を分析するとイノシシ以外にも何種類か別の獣が来ているように見えます。まず候補としてはキジ。キジはよく畑に来るんです。鳥類はレタス系とかブロッコリーとか食べがちと言われてます。大豆が食われてたのでキジのしわざかも。
他にもうさぎと思われるふんを確認しました。南房総は野うさぎも結構います。山付近でねこを飼ってる方いわく「たまにうさぎしとめて持ってくる」とのこと。顔周り血だらけでうさぎの首だけ持ってきたこともあるって言ってました。
ねこってかわいいけどハンターなんですね。
なんと猿もいる
南房総は猿もいるんです。イノシシ・キジ・うさぎあたりは結構どこの農村でもいるんですけど猿は珍しいらしいです。
この猿、いたずらするんですよ。
空心菜が引っこ抜かれてました。
猿の仕業と断定したのは
- イノシシのような足跡がない。
- 抜いただけで食べられてない。猿はいたずらだけする
この2点です。抜かれた空心菜はうめなおしたけどだめでした。むかつくわー
猿退治は色んな意味で大変
南房総ではイノシシ被害と同レベルで猿被害も起きてます。そこで行政を中心に猿を駆除したらしいですが。
猿って霊長類じゃないですか。
人間に似てるわけですよね。
殺した姿が人に似てて精神的にくるらしいんですよ。
なので猿退治はなかなか進んでないようです。イノシシ退治もイノシシの繁殖力に追いついてないようで被害は拡大しています。
現状は柵や空砲で対応
獣の駆除は現状だと限界があります。駆除したあとの処理も追いついてないですしね。イノシシなんかは食肉にすればいいと思いますが加工場がなかったり、法律上加工場や免許がない人がイノシシをとっても市場やお店には売れなかったりと問題があります。猟師と食肉の免許は別のようなんですね。
畑の獣害を防ぐには今のところ対象の駆除よりも畑の防御や、空砲などによる獣への威嚇が効果的といえそうです。
駆除に関しては動物愛護団体もぐいぐい言ってくるみたいですしね。
とったイノシシをわざわざ離したつー話もあるらしい。農家としては戦々恐々な話です。