秋は種まきから始まります。
気温も落ち着いて2017年も秋になってきました。台風もいったりきたりで安定しませんね。安定したと思ったら夏なみの高温と、まだまだ油断はできないようで。
さて、秋になってくると種まきができます。夏の暑すぎる気候では種をまいても芽がでなかったり、芽がでてもすぐ虫にやられたりでうまくいきません。なので気温のおちつく秋にいろいろまきます。
私の畑は無農薬なので除草剤も殺虫剤もいっさい使いません。なのでしっかり育ってもらうためにも気候にあわせたタイミングの種まきが重要になってきます。
苗用のパレットをつくる。
種まきは畝をたてた畑に直接まくか、苗を作るためにパレットにまくといった二通りが一般的です。
苗用のパレットには畑の土に肥料入りの栄養が高い土を混ぜてつくったりします。
今回は畑の土にこちらを混ぜてみました。種屋さんとかで売ってるいわゆる「腐葉土」です。もちろん無農薬・無化学肥料のしろもの。
これを混ぜた土を「ふるい」を使ってパレットにつめていきます。「ふるい」を使うのは土を細かくして芽や根が出やすくするのと、腐葉土や畑の土に混ざってる木片や小石を取り除くためです。
苗をつくるということは畑に植えるまでの準備期間。いわば赤ん坊を育てるようなものです。なので少し過保護ぎみにしてやる必要があります。
かといって、肥料たっぷりの土だけで過保護すぎる苗づくりは失敗するケースが多いようです。畑の土も混ぜてある程度今後の環境になれさせておくのがコツみたい。甘やかしすぎもよくないと。甘えるんでない。私は甘やかされて生きたい。
水は一日一回。お昼はのぞくのがコツ。
パレットに種を植えたらハウスで管理します。今回は前回作ってみたトンネルハウスで管理します。うまくいってほしい。
トンネルハウスをつくった様子はこちら。簡易ハウスをつくってみた
この時期は台風もきたりするので室内で管理しようとする方もいるかと思いますが、日当たりは十分注意しましょう。朝日当たりがよくても昼過ぎから日陰になると、弱弱しい苗になってしまいます。一般的には「徒長苗」といって茎が細くてひょろ長いものになります。これになると畑に植えても高確率でお亡くなりに。
室内で管理するなら天気の良い日は外に出すなどして光を当てましょう。
さて、苗をハウスに入れたら朝いちばんで水やりをします。その後は次の日の朝まで水はいらないでしょう。
注意したいのは朝水やりできなくて昼あげてしまうパターン。
まだまだ暑いこの時期の昼に水やりすると、水分が蒸発してハウス内に充満し、サウナ化します。苗もお亡くなりになります。
ハウスもビニールを閉めっぱなしにするのでなく、開けたり少し閉めたりなど微調節で中の温度が上がりすぎないよう注意が必要です。
めんどいけど仕方ないですね。子供を育てるんだから。
順調にいくでしょうか。頑張っていただきたい。