ライ麦で土おこし

今季作物が植えきれなくて余った畝があります。

ここにライ麦を植えてみました。

ライ麦の種
ライ麦の種。畑にはマルチのない畝に溝を掘って1~2cm間隔でまいた。

そう「ライ麦畑で捕まえて」のあのライ麦です。(言う必要はない)

オーガニック好き女子が好んで食べるパンに使われてるやつです。

これが畑を良くすることができるとかできないとかできるとか。ほんまかね。

ライ麦で土の清浄化と硬盤層の破壊に期待

ライ麦は非常に強い作物と言われています。

麦系は大体屈強ぞろいらしいですがその中でもライ麦さんは強者の部類なんだとか。

で、大体どんな土地でもしっかり根を張り、背高く成長するそうです。

ライ麦は肥料喰い?掃除屋?

ライ麦は肥料をかなり喰うといわれてます。

この肥料を喰う力を利用して土の悪い成分を吸ってもらい、畑を清浄化する目的で植えられることがあるそうです。

悪い成分といっても人体に有害というわけでなく、作物にとってよろしくない成分とかを吸ってもらおうということです。

これにより、調子が悪かったり病気がちだったりした作物が元気よく育ってくれることを狙います。

しかし、吸う成分を選んだりはできないので基本ライ麦が終わったところは養分が少な目です。

なので、ライ麦後はマメ科で土に養分を蓄えるといった流れになってきます。

マメ科のお力についてはこちら。いんげん成長中

ちなみに大規模農家さんは農薬で病気予防とかするわけですが、拙者無農薬にこだわってますので当然使いません。

自然の力に頼って生きていきたい。

ライ麦の根で土の硬いところを壊す

ライ麦は根が非常に強く伸びるといわれています。

この強い根で硬盤層を破壊し、その下に眠る栄養のお宝を吸い上げようつー目論見もあります。

硬盤層についてはこちらをば。序盤に軽く触れてます。簡易ハウスをつくってみた

雨の逃げ道がなくなると水たまりになりますが、これの重みとかで地中に硬盤層ができたりもします。

こういった硬盤層を破壊するのに「プラウ耕」という耕し方がありますが、非常に大きい機械で深く掘るもので、そんな機械は当然買えないし頼んでもそこそこの値段がします。

なのでまずはライ麦で試してみようと思った次第。収穫期に刈り取ったあとは根が枯れていきます。すると根のあったところが空洞になるので土がふかふかの状態になるんだとか。天然の「プラウ耕」というわけですね。

一度にライ麦畑にするのは難しい

仮にライ麦が畑の再生に有効だとして、じゃあ全面に撒いてしまえばと思いますが、その間の作物は作れないし、終わった後はマメ科を植えるか肥料を全面に撒くかってことになります。

どうしょうもない畑にはそれも有効でしょうが、現状別の作物を植えたりしてるので、悪そうなところにピンポイントでライ麦を植えるといった使い方になりそうです。

場所によっては硬盤層をはっきり感じるところもあるので、是非破壊してほしい。是非。

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